推し活はもう特別じゃない!?ノウンズ株式会社が、全国の一般生活者4,817名を対象に「推し活に関する意識調査」を実施しました。
Z世代を中心に、推し活は今やライフスタイルの一部に。誰をどんなふうに応援してる?お金や時間はどれくらい?…そんな“推し活”のリアルに、しっかりツッコんでみました。
「推しがいる」人は74.9%──推し活、もはや国民的行動に
調査では、なんと全体の74.9%が「推しがいる」と回答。
もはや推し活はマイノリティじゃなく、「持ってて当たり前」な存在になりつつあります。
推し対象ランキングの上位は「キャラクター(アニメ/ゲーム/マンガなど)」が1,342名、「アイドル/グループ」が1,310名と拮抗。以下、「歌手・バンド」「俳優/女優」「スポーツチーム/選手」など多彩なジャンルがずらり。
さらに「VTuber」や「インフルエンサー」もランクインし、リアル・バーチャルの壁を越えて推される時代になってきた模様です。
具体的な“推し”としては、「大谷翔平」「乃木坂46」「サンリオ」「鬼滅の刃」「ワンピース」「Snow Man」「ちいかわ」などの名前が挙がりました。
Q:あなたの「推し」の対象は何ですか?(複数選択可)
- キャラクター(アニメ/ゲーム/マンガなど):1,342名
- アイドル/グループ:1,310名
- 歌手/バンド:780名
- 俳優/女優:657名
- スポーツチーム/選手:606名
- インフルエンサー(ネット中心):464名
- VTuber:434名
- 声優:325名
- お笑い芸人:324名
- 文化人(作家/音楽家など):175名
- その他人物やグループ:250名
- 人物以外を推している:149名
推し活の“きっかけ”はTVとSNS──出会いは偶然の重なり?
推し始めてからの期間は「1〜3年」が最多の27.8%。「3〜5年」「10年以上」も2割超と、思ったより長い付き合いの人も多いようです。
Q:「推し」を推し始めてどのくらい経ちますか?
- 1年未満:14.2%
- 1〜3年:27.8%
- 3〜5年:21.3%
- 5〜10年:15.3%
- 10年以上:21.3%
推し活のきっかけは「TV/雑誌などのマスメディア」が32.2%、「SNS」が27%。この2つで過半数を占めており、メディアとSNSの二刀流が出会いの主流。
「友人・家族の勧め」や「広告」など間接ルートもあり、出会い方は多種多様です。
Q:「推し」を推し始めたきっかけは何ですか?
- TV/雑誌などマスメディア:32.2%
- SNS:27%
- 友人・家族の勧め:11.4%
- 偶然見かけた広告:5.4%
- イベント参加:4.6%
- その他:19.4%
“観る・触れる・買う”が日常!推し活は“1日1時間”の新習慣
具体的な推し活行動としては「作品・活動の鑑賞」「SNSチェック・投稿」「グッズ購入」がTOP3。推し活が生活の一部として定着している様子がうかがえます。
Q:推し活において行っていることを教えてください。
- 活動・作品の鑑賞:1,957名
- SNSチェック・投稿:1,560名
- グッズ購入:1,546名
- イベント参加:1,001名
- 配信視聴/課金:996名
- 遠征:371名
- ファン同士の交流:334名
- ファンアート・創作活動:248名
- 投票:222名
- その他:392名
1日に費やす時間は「1時間未満」が56.7%で最多ですが、「1〜3時間」も32.4%。「毎日が推しタイム」な人が意外と多いみたいです。
Q:推し活において平均で1日にどのくらいの時間を費やしていますか?
- 1時間未満:56.7%
- 1〜3時間:32.4%
- 3〜5時間:6.5%
- 5時間以上:4.4%
“推し活”はコツコツ消費が主流、でもガチ勢も健在!
月間の推し活支出は「1,000円未満」が45.2%。「5万円以上」使うガチ勢も4.2%おり、ライト層と重課金層の二層構造がくっきり。
Q:推し活において平均で1ヶ月あたりどのくらいの支出がありますか?
- 1,000円未満:45.2%
- 1,000円〜5,000円:25.7%
- 5,000円〜1万円:14.9%
- 1万円〜5万円:10%
- 5万円〜10万円:2.4%
- 10万円以上:1.8%
“推し”は癒しだけじゃない!人生を動かす原動力にも
推し活の効能は「癒し・ストレス軽減」(2,305名)が最多、続いて「日々のモチベ向上」(2,096名)。
さらに「行動の変化(旅行・挑戦など)」や「人間関係が広がった」「消費行動の促進」と、感情面だけでなく“人生そのもの”を動かす力になっている模様。
Q:推しの存在が生活に与える影響はなんですか?
- 癒し・ストレス軽減:2,305名
- 日々のモチベーション向上:2,096名
- 行動の変化(旅行・挑戦など):771名
- 人間関係が広がった:661名
- 消費行動促進:522名
- 特に変化なし:312名
- あてはまるものはない:134名
こうしたリアルな行動や変化こそが、推し活が単なる応援を超えた「生き方の一部」となっている証。支出や創作、移動、人とのつながり──推しがいることで人生の幅が広がっているようです。
今後もノウンズ株式会社は、推し活を軸にした消費や価値観・行動のデータを公開し、IPホルダーやブランドのマーケティング支援に役立てていく方針。推し活の未来にも注目したいところですね。
出所:ノウンズ株式会社「推し活に関する意識調査レポート」より
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