真造圭伍による漫画『ひらやすみ』のアニメ化と実写ドラマ化が発表された。アニメーション制作は『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』などで知られるProduction +h.が担当。実写ドラマはNHK「夜ドラ」枠にて今秋放送されることも決定した。
「ひらやすみ」とは
『ひらやすみ』は小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて2021年4月より連載中の漫画。定職なし・恋人なし・将来の不安もなしという29歳の自由人・生田ヒロトが主人公だ。人柄の良さから近所のおばあちゃんに平屋の一軒家を譲り受けた彼は、山形から美大進学のため上京してきた18歳の従姉妹・小林なつみと二人暮らしを始める。
平屋のある下町・阿佐ヶ谷を舞台に、気ままなヒロトの生き方と、仕事や将来に悩む人々の交流が丁寧に描かれる。日常の中にある小さな悩みや温かい時間が特徴の作品だ。
シリーズ累計発行部数は110万部を突破。連載開始から「輝け!ブロスコミックアワード2021」大賞を受賞し、「第27回手塚治虫文化賞」マンガ大賞や2022年「マンガ大賞」第3位にもノミネート。2024年にはイタリア「ルッカコミックス&ゲームズ2024」で最優秀連載コミック賞を受賞するなど、国内外から高い評価を受けている。
アニメはProduction +h.が担当
アニメ『ひらやすみ』の制作は、2020年設立のアニメスタジオProduction +h.が担当。Netflixアニメ『地球外少年少女』や映画版『デデデデ』の制作でも知られる注目スタジオだ。小学館集英社プロダクションが製作委員会の幹事社を務め、作品全体のプロデュースも行う。
実写ドラマはNHK「夜ドラ」枠で放送
実写ドラマ版『ひらやすみ』はNHK「夜ドラ」枠にて今秋放送予定。「夜ドラ」は毎週月曜~木曜の夜22時45分から15分間放送されるドラマ枠。短時間ながらも質の高い作品が多く放送されていることでも知られ、本作の映像化にも期待が高まる。
原作者・真造圭伍のコメントと描き下ろしイラストも公開
発表にあわせて原作者・真造圭伍による描き下ろしイラストが公開された。平屋の庭で、ヒロトがひまわりに向かってジャンプする姿と、なつみが誇らしげにそれを見つめる姿が描かれている。フルアナログで描かれた温かみのある一枚となった。
真造は映像化発表に際し、次のようにコメントしている。
「アニメ化、ドラマ化とっても嬉しいです!! 完成作品を観るのを楽しみにしています!!」
『ひらやすみ』の日常の温かさと、阿佐ヶ谷の下町風景がどのように映像化されるのか。今後の続報にも注目したい。
『ひらやすみ』アニメ&ドラマ化 情報まとめ
- アニメ:Production +h.がアニメーション制作
- 実写ドラマ:NHK「夜ドラ」枠にて今秋放送予定
- 原作:真造圭伍「ひらやすみ」(週刊ビッグコミックスピリッツ/小学館)
- 累計発行部数:110万部突破
- 受賞歴:「輝け!ブロスコミックアワード2021」大賞、「ルッカコミックス&ゲームズ2024」最優秀連載コミック賞 ほか
(C)真造圭伍/小学館
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