• 雨宮さつき：三川華月
• 霧山アン：古賀葵
• 敷島桜子：遠野ひかる

高校の写真部に所属する雨宮さつきは、大好きだった部長の卒業をきっかけに心にぽっかりと穴が開いたような日々を過ごしていた。しかし、唯一の親友であり、写真部のもう一人の部員・霧山アンの励ましを受け、再びカメラを手に立ち上がる決意を固める。

そんな矢先、さつきが勢いでオークションで購入した360°カメラが、いつまで経っても届かないというトラブルに見舞われる。不審に思ったアンが出品者の情報を探ると、その人物はなんと学校のすぐ近くに住んでいるらしい。さつきとアンは、半ば探偵のような気分でその住所を訪ねてみることに。

たどり着いたのは、時代に取り残されたような小さな駄菓子屋。そこで出迎えたのは、若き漫画家・秋山春乃。360°カメラの件は誤配送による行き違いだったと判明し、ひと安心したのも束の間、春乃から「新作マンガのモデルになって欲しい」と意外な依頼を受ける。

興味と好奇心に背中を押され、ふたりはその申し出を快諾。さらに、元映画研究部で映像編集に長けた敷島桜子も加わり、写真部は「シネフォト研究部」として新たな活動を始めることに。マンガの取材協力という名目で、彼女たちはカメラと映像を駆使し、日常のなかに潜む一瞬のきらめきを追いかけていく――。

だが、春乃の作品には、彼女自身も気づいていなかったある“過去”の影が忍び寄っていて……？

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