『エヴァンゲリオン』シリーズで知られるスタジオカラーが、安野モヨコ原作の少女漫画『シュガシュガルーン』の本編アニメーション制作を発表しました。
あわせて、連載20周年記念の短編映像『SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières(レ・ドゥー・ソルシエール)』もフランス・パリで開催中の「JAPAN EXPO」内ステージイベントにて初公開され、国内外のファンの注目を集めています。
連載20周年記念短編アニメがJAPAN EXPOで初上映
この新作短編アニメーションは、2024年7月4日(現地時間)にフランス・パリで開催された「JAPAN EXPO」のステージにて初上映。スタジオカラー所属の松井祐亮監督とアニメーションプロデューサー藤原滉平氏が登壇し、サプライズとして観客1,500人の前で披露されました。
作品の正式タイトルは『SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières(シュガシュガルーン レ・ドゥー・ソルシエール)』。本編の前日譚として制作された完全新作アニメで、ショコラとバニラが魔界から人間界へ旅立つ直前の物語が描かれます。
原作では描かれなかった“前日譚”を描く
原作では語られなかった“魔界での旅立ち”を、松井監督が想像を膨らませて描いた本作。演出だけでなく脚本や画コンテも手がけ、原作者・安野モヨコ氏とも綿密にディスカッションを重ねたというエピソードが明かされました。
また、藤原プロデューサーは「この作品を通して、スタジオカラーの新しい才能を見ていただきたい」と述べ、CGを活かした映像表現の魅力もアピール。松井監督も「CGアニメだからこその造形の良さがあるので、ぜひ楽しみにしていただきたい」とコメントしました。
本編アニメーションの制作が正式決定!
イベントの終盤にはさらなるビッグニュースが。
スクリーンに「『シュガシュガルーン』本編アニメーション制作決定」の文字が映し出されると、会場は大きな拍手と歓声に包まれました。2003年から2007年に『なかよし』(講談社)で連載された本作が、ついに本格的にアニメ化されるということで、ファンの期待も高まります。
『シュガシュガルーン』とは?
安野モヨコによるマジカル・ラブ・ファンタジー作品で、魔界の次期クイーン候補である小さな魔女ショコラとバニラが、人間界に降り立ち“恋するハート”を集めるという設定の物語。友情・恋・成長といった少女漫画らしいテーマが詰め込まれ、2005年には第29回講談社漫画賞〈児童部門〉を受賞。
フランスを中心に欧州・アジアでも翻訳され、世界的な人気を誇っています。
短編アニメ『SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières』作品情報
あらすじ:
育った環境も性格も異なるが親友同士のショコラとバニラ。ふたりの住む魔界では王国祭が開催されており、女王キャンディから次期女王候補として人間界への旅立ちを命じられる。ふたりは人間界に行くため、魔界各地を巡りながら試練を乗り越えていく──。
本作は、ふたりの成長と友情をロードムービー形式で描いた前日譚。アニメオリジナルのストーリーは、原作者・安野モヨコ氏の監修のもと制作されました。
キャスト(声の出演)
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ショコラ・メイユール:小橋美憂
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バニラ・ミュー:近貞月乃
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コルドロン:宮寺智子
スタッフ
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原作:安野モヨコ
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監督・脚本・画コンテ:松井祐亮
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ヴィジュアルディレクター:釣井省吾
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CGアニメーションスーパーバイザー:森江康太(MORIE Inc.)
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モデリングディレクター:香田一成
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キャラクターデザイン・作画監督:浅野直之
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特殊エフェクト作画監督:吉邉尚希
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色彩設計:中村絢郁(WIT STUDIO)
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美術監督:中村千恵子(スタジオ心)
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撮影監督:福澤瞳
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編集:廣瀬清志(エディッツ)
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Grading・Finishing editor:水野正毅(Khaki)
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音楽:中塚武
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企画・プロデュース:川島正規
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アニメーションプロデューサー:藤原滉平
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アニメーション制作:スタジオカラー
少女漫画の金字塔が、20年の時を経てついに本格アニメ化へ──
原作ファンはもちろん、初めて触れる世代にとっても、心ときめく新たな“マジカル・ラブ・ファンタジー”が幕を開けます。続報にご注目ください!
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