ぐれんだいざーゆーグレンダイザーU

初回はなかなか良かったなと感じたので結局最終回まで視聴しました。 中途でも「なんだかなぁ」と思うこともあったのですが最終回が特にご都合主義満載で幻滅。怒りに暴走したデューク・フリードはベガ星連合軍を圧倒するだけでなく地球を滅ぼそうとまでします。多くの人々は急にやってきた恐怖に怯えます。グレンダイザーを止めにマジンガーXなどが対抗しますが歯が立ちません。 地球上空でのベガ軍の完膚なきまでの叩きようからすると未知のテクノロジーで復活したマジンガーXさえもヤバいはずですが結局は友軍機は無事に終わります。 なんとか正気を取り戻したデュークは地球で生きていく決心を固めますが、多くの地球人に地獄の恐怖を味わわせた張本人はベガ星連合軍ではなくグレンダイザーでありデューク・フリードなのです。吹き荒れる嵐の中、宙に浮いたまま赤黒い光線を四方八方に放ち続けた悪魔のマシンを誰しも目にしているはず。なのに、デュークはお咎め無し。続編を匂わせつつエンディング。 昭和に放映されていたグレンダイザーのファンが製作陣に加わっているらしいのですが、その昭和アニメの「細かいことは考えない」ことまでも踏襲したのか「なんだかなぁ」として思えないアニメでした。