漫画『薫る花は凛と咲く』が累計発行部数750万部を突破した。
7月から放送中のテレビアニメの効果で、この2ヶ月だけで約200万部の急増を記録。
加えて、8月から10月にかけて3ヶ月連続で新刊を刊行するという異例のスケジュールも発表され、盛り上がりを見せている。
異例の3ヶ月連続刊行スケジュール
- 8月7日:第18巻発売
- 9月9日:第19巻発売
- 10月9日:第20巻発売予定
連載媒体「マガジンポケット」では史上初、週刊少年マガジン編集部としても過去15年間で一度もなかった刊行ペース。担当編集者は「少なくとも私が『週刊少年マガジン』編集部に配属されてからは一度もない」と驚きを語っている。
作品のあらすじと魅力
『薫る花は凛と咲く』は、2021年10月より漫画アプリ「マガジンポケット」にて連載中。物語の舞台は、底辺男子校・千鳥高校とお嬢様校・桔梗女子が並び立つ街。千鳥の強面男子・紬凛太郎と、桔梗の和栗薫子が織りなす“近くて遠い”青春学園ストーリーが展開される。
著者が若年層であることもあり、「青春の解像度が非常に高い」と評価される本作。恋愛だけでなく友情や家族愛も描かれ、性別や世代を問わず多くのファンを獲得している。
受賞歴とヒットの軌跡
- 第6回 みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞 第2位
- 次にくるマンガ大賞2022 Webマンガ部門 第6位
- 三洋堂書店コミックアワード「でらコミ!4」準大賞
コミックス第1巻(2022年3月発売)は発売直後に即重版、想定の150%という異例の初速を記録した。担当者は当時から「賞レースでも勝負できるのでは」と期待を寄せていたが、その予想通り数々の賞で上位にランクインしている。
発行部数はアニメ化決定時の2024年9月で350万部、2025年7月のアニメ放送開始時で560万部、そして現在は750万部に到達。アニメの後押しもあり右肩上がりの成長を続けている。
ファンの声と展開企画
アニメの丁寧な仕上がりに「今季の恋愛アニメで一番」「アニメも良いから売れるの納得」といった声が多数寄せられている。漫画の最新展開では千鳥と桔梗の対立に迫る重要なエピソードが描かれ、原作ファンも盛り上がりを見せている。
さらに新刊発売に合わせ、読者向けの特典企画も実施。
- 9月9日より、花の香り付き「青春の花言葉」特製しおりを配布
- 9月14日まで、大阪と渋谷で大型交通広告を掲出
原作・アニメともに勢いに乗る『薫る花は凛と咲く』。この秋、ますます注目を集めそうだ。
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