風鈴高校を舞台に、正義のために拳を振るう不良たちの戦いを描いた人気漫画『WIND BREAKER』が、2025年12月に実写映画としてスクリーンに登場します。主演の水上恒司をはじめ、豪華キャスト陣が熱演を見せる本作は、アクションと青春ドラマが風のように駆け抜ける“令和の新たな不良映画”です。
不良=ヒーロー!?正義の不良軍団〈防風鈴〉の物語
主人公・桜遥(さくらはるか)は、ケンカだけが取り柄の孤高の高校生。ある日、最強の不良高校と名高い風鈴高校の“てっぺん”を取るため、街の外からやってきます。しかし、かつて悪名高かった風鈴高校の生徒たちは、今や〈防風鈴(ボウフウリン)〉と呼ばれ、街を守る“正義の不良”として生まれ変わっていたのでした。
桜は戸惑いながらも、個性豊かな仲間たちとともに、防風鈴の一員として街の平和を守るために戦っていきます。
圧巻のアクション×疾走する“風”の演出
特報映像では、「不良がヒーロー気取りかよ。俺は風鈴でてっぺんをとる」という桜の挑発的なセリフから幕開け。続々と登場する防風鈴メンバーたちと、謎の男との回し蹴りバトル、杉下京太郎が机ごと相手を叩き落とすシーンなど、ド派手なアクションが展開されます。
本作のアクションテーマはズバリ“風”。撮影現場では風速25m/sを超える爆風を生み出す特殊機械が導入され、吹き荒れる風とともに迫力あるシーンが多数撮影されました。
キャスト陣が語る、ウィンブレの魅力
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桜遥 役: 水上恒司
この度、桜遥役を演じました水上恒司です。基本的にこの場においては、このコメントを読んでくださる皆様に今作における観劇意欲を掻き立てるコメントや、今作に出演した意図のようなものを提示しないといけないものです。しかしながら、「言いたいことは映画の中に置いてきた」という意のことを、昔のとある重鎮映画監督達が言っていたことを今、コメントを打ち出しながら考えています。
ぼやきはここまでに留めつつ、今作は令和の時代ならではの不良映画です。僕の青春時代の不良映画と表現も捉え方も変わってきており、時代の移り変わりを感じます。ノスタルジアな気持ちになりつつも新しい時代に向かって桜遥と共に、多くのスタッフさんと共に、桜遥のように日々(撮影に)猛進していく日々は忘れられません。続報をお楽しみに。またボヤくのもお楽しみに。
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楡井秋彦 役: 木戸大聖
原作を観させていただいた時に、これまでにない新しいヤンキー像を観た感覚になりました。街や人を“守る”ことを目的として戦う姿、そして彼らが放つ言葉ひとつひとつに僕自身もすごく感動しました。そんな『WIND BREAKER』を映画で実写化し、楡井秋彦として参加できることを知った時は本当に嬉しかったです。
爽快なアクションシーンはもちろん、それぞれのキャラクターたちが交わす人情味のある対話はこの作品の大きな見所となっています。ぜひ大きなスクリーンで『WIND BREAKER』の魅力を味わってください! -
蘇枋隼飛 役: 綱啓永
蘇枋隼飛役を務めさせていただきました綱啓永です。僕自身原作が大好きで、蘇枋が大好きで、役が決まった時に大歓喜したのを覚えています。今回実写映画化する上で大切にしたかったのは、好きだからこそただの真似事にはしたくないということです。自分にしかできない、この役が自分である意味を考えた上で演じることを意識しました。悩んだ時、監督の萩原さんが全俳優と凄く真摯に向き合って下さる方だったので、沢山の場面で救われました。今回一緒に作品作りができたのが本当に嬉しかったです。現場でそれぞれ生きている役を見ているのが楽しくて仕方なかったです。アツい共演者、スタッフの皆様と共に創り上げたウィンブレ。冬はこの映画を観て少しでも心を温めてくれたら嬉しいです。観終わったあと、”喧嘩したい”とかではなく、”隣の友達の肩を抱きたい”と思えるような作品になっていると思います。映画『WIND BREAKER』宜しくお願いします!
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杉下京太郎 役: JUNON(BE:FIRST)
この度、杉下京太郎役を務めさせていただいたBE:FIRSTのJUNONです。『WIND BREAKER』は観ていた作品だったので、お話をいただいた時はとても驚きましたが、素直に嬉しかったです。演じさせていただいた杉下京太郎は、寡黙で一見凶暴、かつ総代に従順なキャラクターなのですが、ある意味コメディ要素もあるキャラクターなので、実写として表現する際にどのように演じれば良いか難しいなと感じていました。僕自身、初めての映像作品だったので、撮影が始まる前は不安と緊張でいっぱいでしたが、共演者のみなさんの演技やそれぞれの役への向き合い方などを撮影を通してたくさん学ばせていただきました。本当に温かい現場でたくさん救われました。みなさんにもこの作品を愛していただけたら嬉しいです。
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柊登馬 役: 中沢元紀
柊登馬は、見た目に反して誰よりも優しい心を持ち、他人のために行動できるキャラクターです。上級生らしく、一年生達をまとめるお母さん的立ち位置を意識しながら演じました。個性だらけのボウフウリンメンバーに振り回されながらも、胃薬を持ち歩きながらがんばる柊を応援していただけたら嬉しいです。
実写化ならではの細かい心理描写や映像美、大迫力のアクションシーンも満載です。ウィンドブレイカーの世界観にどっぷり浸かっていただけたらと思います!そして、オール沖縄ロケということで、キャスト・スタッフの皆さんと沢山コミュニケーションを取りながら挑んだ作品なので、ぜひ公開を楽しみに待っていただけたら嬉しいです! -
梅宮一 役: 上杉柊平
撮影が始まる前に萩原監督と、「今作は喧嘩を美化し、心が暴力的に滾る物ではなく、映画館を出た時に近くにいる誰かを想って、その誰かを守りたいと感じる作品を作りましょう」というお話をさせて頂き、全力で人や場所を守ろうと向き合った撮影でした。
相手を受け入れ、理解しようとする梅宮の強さは受け取る側によっては利己的に映る気がしていますが、そんな中、大切にしている物だけを信じて突き進めたのは、全キャストのもの凄いエネルギーを受けたことが大きな理由です。最高のキャスト、スタッフ、環境、全てが揃って、人間が演じる意味のある作品が出来上がったと思っています。是非ご覧ください!(暴風の中の撮影シーンは全て過酷でした)
原作ファンも必見のこだわりセットとロケ地
撮影は2025年2月から4月にかけて沖縄県でオールロケを敢行。作中の舞台である〈東風商店街〉は、地元の協力を得て実在の商店街を一棟ずつ装飾し、原作さながらの世界観を再現。アーチや看板など、原作ファンにはたまらないディテールも見どころの一つです。
原作は累計800万部突破の大人気作
『WIND BREAKER』は、講談社の漫画アプリ『マガジンポケット』にて2021年より連載中。偏差値最底辺、喧嘩最強の風鈴高校を舞台に、仲間とともに街を守る姿が描かれ、2022年には「全国書店員が選んだおすすめコミック」も受賞。アニメ第1期は2024年4月~6月に放送され、2025年4月~6月には第2期の放送も予定されています。
監督・脚本も強力タッグ
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監督: 萩原健太郎(『ブルーピリオド』『サヨナラまでの30分』)
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脚本: 政池洋佑(『ハケンアニメ!』日本アカデミー賞最優秀脚本賞)
映像、キャスト、原作再現度と、すべてにこだわり抜いた本作。劇場で巻き起こる“風”の正体を、ぜひスクリーンで体感してみてください。
映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』
公開日:2025年12月予定
出演:水上恒司、木戸大聖、綱啓永、JUNON(BE:FIRST)、中沢元紀、上杉柊平
監督:萩原健太郎
脚本:政池洋佑
©にいさとる/講談社 ©2025「WIND BREAKER」製作委員会
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