ひとりぼっちのいせかいこうりゃくひとりぼっちの異世界攻略

漫画は画力と演出が悪くないので勢いで読めますが、アニメは途中でギブアップしました。 終始主人公無双だけは約束されている作品ですが、それだけ。ぼっちを自称する主人公が本当にソロで異世界攻略するのは最初だけ。そもそも主人公のコミュニケーション能力に致命的な問題があるわけでもなく、ましてクラスメイトから嫌われているわけでもなし。執拗に他人と距離を置こうとするポリシーの理由ないし過去のエピソードも明かされないため、読者の共感を呼ぶためのファッション陰キャ設定以上の意味はありません。つまり主人公のキャラ付けからして薄っぺらい印象がどうしても付きまといます。そんな主人公に倣ってどの登場人物も記号的な反応しかしないので人間ドラマを楽しむ要素も乏しく、結局のところショートストーリーを繰り返す更新頻度に優れたWeb小説媒体特化の作品であり、アニメ化して魅力的に見せるのは難しかったのだろうなあ、という感想でした。

はっきり言ってタイトル詐欺、ぜんぜんぼっちじゃありません。 クラスメイトの特に女子たちが主人公に頼り切り、そのうえで主人公の行動を大幅に制限しようとしてきて、見ていて非常にストレスに感じました。 内容自体は異世界転移もので良くある話ですが、このタイトルでこの内容ということで高い評価はつけられません。