フジテレビは、劇場用実写映画『秒速5センチメートル』(10月10日公開)の大ヒットを記念し、新海誠監督の代表的アニメーション3作品――『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』『雲のむこう、約束の場所』を、10月24日(金)より3週連続で放送することを発表した。
いずれも関東ローカルでの放送となる。
“新海ワールド”の原点を地上波で特集放送
『秒速5センチメートル』は2007年に公開された劇場アニメーションで、『君の名は。』(2016年)、『天気の子』(2019年)、『すずめの戸締まり』(2022年)へと続く新海作品の“原点”とされる一作。
今回の放送は、実写映画版の公開を記念して実現したもの。さらに、新海監督が手掛けた中でも人気の高い『言の葉の庭』(2013年)と、初の長編アニメ作品『雲のむこう、約束の場所』(2004年)も放送される。
3週連続で新海誠の軌跡をたどりながら、その繊細な映像美と詩的な物語世界に浸ることができる。
放送スケジュール
- 10月24日(金)24時45分~26時05分:『秒速5センチメートル』
- 10月31日(金)24時45分~25時45分:『言の葉の庭』
- 11月7日(金)24時45分~26時35分:『雲のむこう、約束の場所』
- ※いずれも関東ローカルで放送
作品紹介
『秒速5センチメートル』(2007年)
小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。 二人の間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていく。 やがて雪の降る夜、貴樹は明里に会いに向かう――。 再会を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描く「コスモナウト」、そして魂の彷徨を映す「秒速5センチメートル」の三部作で構成される連作アニメーション。
(C) Makoto Shinkai / CoMix Wave Films
『言の葉の庭』(2013年)
梅雨のある日、靴職人を志す高校生・タカオは日本庭園で謎めいた女性・ユキノと出会う。 雨の日だけに重ねる逢瀬の中で、二人は言葉を交わしながら少しずつ心を通わせていく。 ユキノが再び歩き出せるような靴を作りたいと願うタカオ。 “愛に至る以前の孤独”を描いた、万葉集の一篇から生まれた繊細な物語。
(C) Makoto Shinkai / CoMix Wave Films
『雲のむこう、約束の場所』(2004年)
日本が南北に分断された架空の戦後世界。 少年ヒロキとタクヤは、ユニオン占領下の北海道にそびえる謎の巨大な塔へ飛ぶことを夢見て、小型飛行機“ヴェラシーラ”を組み立てていた。 二人は憧れの少女サユリとある約束を交わすが、彼女は突然転校してしまう。 三年後、ヒロキはサユリの抱える“ある秘密”を知る――。 主人公の声は、実写映画版『秒速5センチメートル』にも出演している吉岡秀隆が担当。
(C) Makoto Shinkai / CoMix Wave Films
スタッフ
- 原作・脚本・監督:新海誠(全3作品共通)
新海誠監督が描く“距離”と“時間”の物語が、深夜の地上波で再び輝く。
3週にわたる特集放送で、新海作品の原点と進化をじっくりと堪能したい。
© Makoto Shinkai / CoMix Wave Films
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