スタジオカラーとサンライズが手を組んだ話題作、テレビアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』が、6月25日深夜の放送をもって最終回を迎えました。放送直後から、監督や制作スタッフ、主題歌アーティストら関係者が次々とSNSにコメントを投稿し、視聴者への感謝と作品への想いを語っています。
鶴巻監督からの感謝と回顧
本作の監督を務めた鶴巻和哉さんは、作品の公式X(旧Twitter)を通じて、ファンの反応に支えられた日々を振り返りました。
「皆様の感想や様々なファンアートが、私たちスタッフ一同のモチベーションとなり、なんとか最終回まで漕ぎ着けることができました。皆様とこのアニメーションを分かち合えた事を大変光栄に思います」
アニメファンとの双方向的な関係が、本作の熱量を後押ししていたことが伝わってきます。
庵野秀明、友人・仲間・社長として鶴巻監督へメッセージ
株式会社カラーの代表を務める庵野秀明さんも、公式Xを通じて想いを綴りました。
「ジークアクスは、鶴巻監督の熱意と拘りと執念が具現化され凝縮されたテレビシリーズ12本でした。微力ながらお手伝いできて、良かったです。幸いな作業でした」
さらに、「いまはおやすみ」と言いたいところだが、鶴巻監督はイベントで海外渡航中とのことで、「気を付けて行って、楽しんできて下さい。改めて、長きにわたり、本当に御苦労様でした」と労いを送りつつ、「そして友人として、仲間として、社長として一言御礼を申し上げます。ありがとうございました」と締めくくりました。
庵野さんはまた、「終わりは次の始まり」とし、スタジオカラーの次回作以降にも期待してほしいとファンに呼びかけています。
ジークアクスは、鶴巻監督の熱意と拘りと執念が具現化され凝縮されたテレビシリーズ12本でした。
微力ながらお手伝いできて、良かったです。幸いな作業でした。
鶴巻監督に「いまはおやすみ」と言いたいところですが、イベントで海外渡航と聞いてます。
気を付けて行って、楽しんできて下さい。… https://t.co/Qt0mwLyzgT— 株式会社カラー (@khara_inc) June 25, 2025
主題歌アーティストたちも熱いメッセージ
オープニング主題歌「Plazma」を手掛けた米津玄師さんは、自身のXで次のようにコメント。
「ジークアクスありがとうございました。この作品に関われて最高でした!」
また、最終話の映像を使用したスペシャルMVも公開されており、作品の余韻を楽しみたいファンにはたまらない内容となっています。ただし、未視聴の方はネタバレに注意です。
エンディング主題歌「もうどうなってもいいや」を歌ったホロライブのVTuber・星街すいせいさんも、自身のYouTubeチャンネルで同時視聴配信を行い、放送後には「皆様に感謝!ありがとうございました!」と投稿。
さらに、挿入歌として「水槽の街から」「ミッドナイト・リフレクション」「きえない」「HALO」の4曲を担当したみきまりあさん(NOMELON NOLEMON)と、同ユニットのツミキさんも、それぞれ「宝物です」と語り、作品への深い想いを伝えています。
話題沸騰のガンダム最新作、その魅力とは?
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』は、『エヴァンゲリオン』のスタジオカラーと『機動戦士ガンダム』を生み出したサンライズが初めてタッグを組んだガンダムシリーズの最新作。監督は鶴巻和哉さん、脚本には榎戸洋司さんと庵野秀明さん、キャラクターデザインを竹さん、メカニカルデザインを山下いくとさんが担当する豪華布陣です。
物語は、スペース・コロニーで平穏に暮らす女子高生アマテ・ユズリハ(エントリーネーム:マチュ)が、戦争難民の少女ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツの決闘競技「クランバトル」に巻き込まれていくというもの。
物語が進むにつれ、マチュは謎のモビルスーツ<ガンダム>を操る少年シュウジと出会い、クランバトルの裏に潜む巨大な陰謀と、新たな時代の胎動に直面していきます。
初代ガンダムへのオマージュも満載!サプライズ演出が話題に
シリーズ全体を通して、初代『機動戦士ガンダム』や過去作へのオマージュが数多く盛り込まれており、懐かしのキャラクターも登場。視聴のたびにSNSでは考察やファンアートが飛び交い、毎週のようにトレンド入りするなど、大きな盛り上がりを見せました。
特に話題となったのが第11話。1988年の映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の挿入歌として使用されたTM NETWORKの「BEYOND THE TIME(メビウスの宇宙を越えて)」がサプライズで流れ、37年前の楽曲が再び注目を集め、オリコン週間デジタルランキングで初の1位を記録しました。
これからの「カラー×サンライズ」にも注目
最終回をもって完結を迎えた『ジークアクス』ですが、庵野秀明さんのコメントにもあったように、スタジオカラーは次回作以降の制作にもすでに意欲を見せています。
「終わりは次の始まり」――その言葉通り、ジークアクスで生まれた熱狂は、また新たな物語へと引き継がれていくことでしょう。
©カラー・サンライズ
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